『自虐系コピー』
自虐を笑いにできる人は、好感がもてます。また、自虐は自分のプライドを自分自身で壊す作業なので、人間的にもすばらしく成長すると思います。
ビレバンのPOPコピーには、その自虐系コピーが多く見られます。だからみんな(とくに若い年代)にウケているのではないかと思います。商品がえばってなくて、つねにいっしょの目線。まずは以下のPOPを見てください。
『まず心のバランスが取れません。』
商品がわからないのでなんとも言えませんが、自虐です。
『大して面白くはないですがパンチラ好きなので、ついうっかり仕入れてしまいました。売れてくれ、頼む。』
ビレバンで多いのが“仕入れすぎた理由”訴求です。以前にチャンダンというお香のPOPで「25箱発注したのに、気づいたら2500箱も発注しちゃった!買ってください。」というコピーがありました。
『母さんゴメン。せっかく上京してきたのに、俺、こんなん売って暮らしてます。美尻灰皿』
そんなことどうでもいいのに笑えます。600円程度なら買っても良いかと思いました。
『俺のトラウマ』
面白くはないですが自虐です。
『店長ブサイク ナイス害!!』
いったい誰が店長なのか、なにが言いたいのかわかりません。しかし、好感が持てます。
『前、店長。』
自虐というか、シュール。
『スタッフ募集』
正直に「こういう人がほしい」と書いてあるので、企業としては良い人材が確保できると思いました。むかし、老人がつかったあとのオムツを処理・回収する会社の求人広告で「くさい!」というコピーアドがありました。
正直の法則。
「売れるもマーケ。当たるもマーケ。」http://www.amazon.co.jp/dp/4884970233
こちらの本でもいちばん最初に載せてある法則です。
いつの時代も、正直でなければならないと思います。ただ広告にするときは、きちんと時代を嗅いで、タイミングよく広告にしなければいけないと思います。インサイトのなかでもソーシャルインサイトが重要ではないでしょうか。
とにかく、「自虐系コピー」は好感がもてますし、笑えます。
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