先日、東山線(地下鉄)の車内をジャックしていた広告。
紀文の豆乳。
きっとみなさん飲んだことがあるのではないでしょうか。わたしの思い出は、小学生の頃、母親に無理矢理飲まされて、まずくてきらいになりました。だって”乳”って書いてあるのにどうして”豆”なのか、さっぱり理解できなかったからです。「からだに良いから!」と言われても、まったく無関心でした。
いまでは、そんな人のためにさまざまな味が発売されています。なんか美味しそうに思えてきます。
話を戻して、紀文の豆乳のキャンペーン。
「豆乳で理想カラダ計画」という名のもと、中吊り、ドア横ポスター、棚上、ステッカーを全車両でジャックしていました。
写メをとれなかったのが残念ですが、「外身より中身が大切です」という訴求点。タレントは君島十和子(44歳ですって!若くみえます!)。
わたしは「はて?」と思ったのです。
調整豆乳は、昔から存在する商品で、ストイックに豆乳と向き合ってきたはず。もっとそのへんの価値が表現されたらよかったのに、と思いました。ポジショニングが甘いような気がします。
日本では”言いたいことをあれこれ詰め込む”ことが多いのですが、訴求点を一点にしぼって訴求したほうが、案外多くの人に内容が伝わったりします。
きっとそこで大切になるのがインサイト。
いまではそのインサイトという概念がふつうになっていますが、いまではもっともっとインサイト(洞察)を深めた(発見する)訴求が必要になってくるのではないかと考えます。
もっと言えば、そのインサイトをつかったプロジェクトを進めるのもコピーライターの仕事だと感じます。
コピーライターは文字だけを書いていてもいけないと思います。
これからは、コミュニケーション戦略の最前線の最前線に。
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