2009年9月30日水曜日

ビレッジバンガードのPOPコピー特集③


『発見(盲点)系コピー』


人間は常識の塊です。その常識があるからこそ、日常生活を円滑に過ごしてゆけるのだと思います。ただ、コピーを書く上ではその“ウソ”を注意深く暴いていかなければなりません。たとえば、「日本人は働き者だ」という常識。たしかに、外国人から日本人は勤勉だとも聞いたことがありますし、そんな気さえします。でも本当なのかなあ?昼間のカフェなんかを除いてみればスーツを着たひとがお茶のんでるし、寝てたりもします。そう考えると、ほんとは日本人ってあまり働かないんじゃないの?なんて思えてきます。
そこで、きちんとコピーライターが観察し、ウソを暴き、その事実を見つける。それがコピーになったりします。ビレバンのPOPにもそれがありますのでご紹介したいと思います。




『何かipodの再生回数が多い曲ばっかしや。』
ちょっと違うかもしれませんが、ipodって同じ曲ばかり聞く、というのはその通りだと思いました。



「笑いの空気が読めない人へ」
“笑いの空気”という言葉の発見。



『少しのアホとリアルな女子中学生日記』
“女子中学生日記”という言葉の発見。



『23区内なら電車に勝てる!』
たしかに。事実ではないですが、そんな気がします。




『腹に入れば全部同じ!半額!』
たしかに。

発見、という意味ではまだまだ秀逸ではないと思いますが、すばらしいPOPたちだと思いました。






2009年9月29日火曜日

ビレッジバンガードのPOPコピー特集②



『実感系コピー』


その商品を、自分というフィルターを通して書く。これは、コピーとして重要な書き方のひとつだと思います。


しかも今後、この実感系コピーがますます重要になってくるのではないかとも思っています。


なぜなら「広告は信用できない!」というインサイトが現代にあるから(そのインサイトをつくってきたのが広告ではないでしょうか)。だからこそ、実感が大切だと思います。


その実感系コピーが秀逸なのがビレバンのPOP。以下の画像を見てください。









『地理の教科書がこれくらい楽しかったら、もうちょっとかしこくなってたな。と思ったよ。』
かなり読みたくなります。








『俺はのっち派!!!あの足がたまらないのです。俺も男ですから。』
男性も女性も激しく共感すると思います。








『勉強しない子供より遊ばない大人の方が心配です。』
たしかにその通りだと思いますし、ビレバンの企業広告でも使えそうなコピーです。









『本の山に埋もれて死にたい。』
これも企業広告で使えそうなコピーです。“死にたい”というワードがすてき!






『原点回帰。シンプルが一番。』
たしかに、という納得感があります。ゴチャゴチャしたものを売っているビレバンが言うなよ!ってツッコミも入れたくなります。








『おかん!これ買って!』
意味分かりませんが、枯渇感があって、実感がこもっています。


ほかにも「まずい!」というPOPを下北沢店で見たことがあります。そして、5mmぐらいのちっちゃなキューピーには「ゴマ」とうPOPも見たことがあります。


実際に口にしたり、使用したりして書いていると思うので、消費者にとってはわかりやすいと思いますし、笑いがあるので「買ってみようかな」という気さえしてきます。


ほんの一部ですが実感系コピーがすばらしと思います。
中には、実感系をさまざまなカテゴリーにも分けられそうです。明日は、そのカテゴリーをご紹介します。





2009年9月28日月曜日

ビレッジバンガードのPOPコピー特集①

ビレッジバンガード(以下ビレバン)のファンには、POPに書かれているコピーを楽しみにしている人が多いと思います。
わたしも、その秀逸?なコピーのファンです。


そもそも、なぜ私がコピーライターになろうと思ったのか。そのきっかけが、ビレバンのPOPだったりするのです。


名古屋の大学を出ているのですが、一人暮らしをしていた家の近くにビレバンがあったのです。


つまり4年間ビレバンに通っていました。勉強なんて嫌いだったので『起きる→学校→ビレバン→バイト→ビレバン→友達と遊ぶ→ビレバン→寝る』。ほんと、こんな生活ばかりしていました。


ちなみにビレバンの本社は名古屋です。











そこで今週は、わたしの視点でビレバンのPOPコピー特集をしたいと思います。


実務のコピーでも役に立つ情報を発信したいと思うので、POPをカテゴリー分けをして、コピーの考え方?みたいなものとつなげたいなと。


まだまだ未熟なわたしですが、楽しんでいただけるように連載してゆきます。


下記はビレバンのPOPに対するこだわりの記事です。


“ヴィレッジバンガード流のボップ”の作り方のコツを聞いてみた。「キレイな字を書く、お客さんの目に入る色使い、だらだら長く書かず簡潔に」というのは大前提で、他店のポップは商品を誉めているのに対し、マズイ商品にはポップに「マズイ!」と書くなどしてちょっと辛口要素を混ぜるようにし、お客さんの興味を惹くのだという。確かにチャレンジャー精神、または、遊び心がある方のココロをくすぐり、手にとってしまうかもしれない。また、クスリと笑わせてくれるポップだが、店長富永さんいわく、「大ウケを狙わないこと」も大切だという。大ウケを狙うとかえって寒くなることがあるので、小ウケや思っていることなどを素直に書いたポップを心がけているのだという。






正直に、素直に。
ほんと、コピーライターです。






2009年9月27日日曜日

コーヒーを飲む姿は、画になる。

たまたまスターバックスを通りがかりました。
いつも美しいガラスになぜか「額縁」が飾られていました。


よく見ると、「額縁のシール」だったんですね。「なんだろ、あれ・・・」。


とっても謎だったんです、そのときは。


その額縁をもっと覗いたら、ちょうどコーヒーを飲んでいるお客さんが見えました。


つまり、コーヒーを飲む姿が、額縁のシールで、絵画のように見えるんです。





OOH。


広告業界で流行のアウトオブメディアという手法です。日本ではまだそんなに普及していないのですが、これからどんどん増えると考えられます。とくに、スターバックスという大手が仕掛けたとなれば、きっとこれからOOHが加速してゆくでしょう。


ただ、外国のクレイジーかつクールなOOHを日本でやるのは難しいかも。法の規制や、商店街や街の圧力があるからです。とくに名古屋の地域はそれがとってもきびしいと聞いたことがあります。しかし、店内ならば法の規制もないのでOKかと。


今回の額縁OOHは、スターバックスらしく芸術っぽくて好きです。
http://www.starbucks.co.jp/beverage/index.html?cid=pc_tbn_cbm
この額縁は、こちらのキャンペーンにつながってるそうです。
一度、スターバックスに行って芸術を味わってみてはいかがでしょうか。


ちなみに、この額縁に合わせて「宅八郎」を合成してみました。
まったく芸術感皆無の方でも、しっかり画になります。












2009年9月26日土曜日

名古屋は、夢をつくってる。

名古屋は、航空宇宙産業が盛んだそうです。住んでいても、それは全くと言っていいほどわかりません。


以下は、名古屋地域と航空産業の関係をググってみました。


愛知・岐阜地域の航空機生産は全国の約5割を占めており、航空宇宙産業は、次世代産業としてその発展に大きな期待が寄せられています。ボーイング社(米国)の新型旅客機ボーイング787は、機体の35%が日本で生産され、そのほとんどが三菱重工業(株)、川崎重工業(株)及び富士重工業(株)の工場で生産されて中部国際空港を経由してアメリカ・シアトルへ空輸されています。また、我が国の主力ロケットであるH-IIAも当地域で生産されています。




夢があると思いませんか?お堅い、独特の文化・・・。


名古屋のひとは県外からあまりいいイメージをもたれていませんが、上記のような事実を知ると、なんとなく名古屋に住んでいる私としては勇気がわいてきます。


モノづくり大国は、ユメづくり大国なんですね。


そこでたまたま地下鉄で見かけた中吊り。











エンジニアの募集広告です。とてもシンプルで、力強く、その志が伺えます。きっとエンジニア募集ということで男性をターゲットにしてるのではないでしょうか。しかも、よく見る「飛行機のビジュアル」や「笑顔の女性」みたいなビジュアルではなく、シンプルにコピーだけで勝負。このクライアントの広告、制作したいな~。




PS
月刊雑誌「Newton」って気になるのは私だけでしょうか。
表紙は、そのタイトルにゾクゾクしますが、読んでみるとさっぱりわからなくなって閉じてしまうあの雑誌。










2009年9月25日金曜日

キリンビールは、坂本龍馬がつくった!?





最近、ビールを飲むようになりました。お酒がとってもよわい私ですが、なぜか最近おいしく思えるのです。飲むのはもっぱら発泡酒!あんがいおいしいですよね。


夏の時期には多くのビールメーカーが広告を出します。アサヒ、キリン、サントリー、サッポロ・・・。そのビール広告の歴史を調べてみると案外おもしろいです。そのなかもで、キリンの広告戦略がいいなあといつも思います。







地元のひとに感謝をする広告。
ビールって、そのノドごし、その切れ味など、機能的な訴求をすることが多いのですが、キリンは地域のひとに感謝をしている。しかも、その地域地域で違う広告を出しています。制作者としては「ベタじゃ〜ん!」と思うのですが、わたしはすてきな広告だと思います。







こちらは高知県のキリンビールの広告みたいです。
「たっすいがはいかん!」
わけが分からなかったので調べてみると・・・


たっすい」とは土佐弁で「薄い・つまらない・頼りない」なんて意味があります。なんでも高知県は、成人一人当たりのキリンビール消費量が日本一だそうです。キリンビールと高知には意外な接点があったのです。時は幕末、明治維新を起こそうと坂本竜馬や西郷隆盛がやんちゃをしていた時代。坂本竜馬は幕府を討つために必要な武器を貿易商人、トーマス・グラバーから調達します。グラバーは長崎のグラバー邸で有名なあのグラバー。明治維新後、グラバーは竜馬の同志である岩崎弥太郎と取引を開始。岩崎弥太郎は土佐商会の創始者であり、三菱の創始者で有名なあの人。グラバーはドイツからビールのノウハウを輸入し、三菱傘下でビール事業を始めます。これがキリンビールの前身。すなわち、竜馬がいなければキリンビールは生まれていなかったということ。



私はこのお話、面白いと思いました。
坂本龍馬を思い浮かべてビールを飲むのも、また風情?があります。







あ、あとこんなトリビアもあります。
キリンのロゴマークには「キリン」という文字が隠れているそうです。
探していたら、細かすぎて酔いそうです。





2009年9月24日木曜日

まだ優勝じゃないんでしょ?





ジャイアンツが優勝しました。





中日ファンとしては、かなりくやしいです。


でも、いつも疑問なんです。


わたしは野球があまり詳しくないのですが、クライマックスシリーズという制度があるにも関わらず、どうして胴上げしてるんだろう?つまり、まだ正式にリーグ優勝って決まったわけではない。もし、クライマックスシリーズで巨人が優勝できなかったら「原監督さぶい・・・」ってなるのではないでしょうか。「あれ?優勝したんだよな、おれら?」と、まるで夢を見ていたような錯覚に陥るのではないでしょうか。


まだ終わっていません。がんばれドラゴンズ!





2009年9月23日水曜日

夢を語って、つくれ。

どうか、寄付ではなく、応援してください。


わたしたち大人には、その責任があると思うのです。





「夢の病院をつくろうプロジェクト」




最近、夢を語ってないなあ、と感じました。







2009年9月22日火曜日

店の名前ってノリで決めてるの?

わたしの家は、なぜか三重テレビが流れます。その深夜に流れるTVCMをご紹介します。



「一升びん http://www.issyoubin.com/  」
どうやら焼肉屋、なんでしょうね。でも焼肉のシズル感、皆無です。
なぜ江戸時代風?てかあんたたち誰?
こんなツッコミを入れたくなります。
もっというと、なぜ「一升びん」なの?
もうわけわかりません。もっといいネーミングがあったはず。

せっかくの松坂牛なのに・・・わたしが松坂牛なら「どうせ食べられるんだから、もっと上手に宣伝してよ!」と言いたくなります。なんとなく寂しい気持ちになっちゃいました。

いま、自転車がいいみたい。

先日、久屋大通で「なごやカーフリーデー2009」のイベントが行われていました。
道路を封鎖し、そこでさまざまな催し物をしていたのです。わたしは、偶然通りがかったのですが、案外多くの人でにぎわっていたのでびっくりしました。



自転車で名古屋を駆け巡るイベントや、子どもに絵を描かせるイベントなど、「車を使わない日を楽しむ」をコンセプトにやられていたと思います。
ただ、PRをされていないようでまったく知りませんでした。知っていたら、もっと参加しようかなという気持ちになっていたかもしれません。ラジオを聞いていたときに、パーソナリティーが告知をしていた程度ではないでしょうか。

「もっと上手にPRできたのに・・・」

というのが、わたしの感想です。
環境が叫ばれている中でのカーフリーデーだからこそ、そのPRをもっとしたらいいのに。と思ったのです。カーフリーデーによる「新しいニュース」をつくり、新聞や雑誌などのパブリを仕込み、ローバジェットでPRできたのではないかと。このブログでは、コピーのほかにもPRの記事もくわしく載せていきたいと思っています。

「自転車」というメディア。なにか使えそうです。

男の子のカワイイは、アテにならない。

先日、地下鉄の中吊りでみた広告です。

ごめんなさい。これはサイトから引っ張ってきたポスター画像です。
しかし中吊りも同デザインで組まれていました。







「アースミュージック&エコロジー」 http://www.earth1999.jp/ 
10代〜20代女性をターゲットとした洋服のブランドです。むかし、地元に突如進出してきたときは、「なんだろう、このブランドは?」と思ったものです。しかも、ブランド名がなんとなくNPO団体みたいだったので「なんで服が売ってるの?NPO団体じゃないの?わけわかんない!」とも思いました。

さてこのポスター。最近ではめずらしくビジュアルとコピーだけで構成されています(潔くていいと思いました)。ただ10周年のPRだと思いますが、コピーがよくわからなかった。周年であれば、どんな想いで10年を迎えたのか、迎えられたのか、これからはどう進んでいきたいのか・・・。そんなコピーがあったら良かったのかもしれません。「男の子のカワイイは、アテにならない」。そんなことみんな知ってるし。

話はかわって、この会社を調べてみると案外いい会社かも。
こういった会社が増えるといいですね。
これからは「社会貢献」が間違いなくキーワードになると思います。

みなさんはどう思われますか。



2009年9月18日金曜日

へんなCM。

「愛知小型エレベーター製造株式会社」
まずはこの会社のTVCMをごらんください。







小型エレベーターからもたらされるベネフィットなど無視。
小型エレベーターのしずるも皆無。
しかし、とんでもないTVCMのパワーも感じたと思います。
調べてみると


・出演している役者は、社員。契約料0円。
・小物、見るからに手作り。0円。
・演出、見るからに素人。0円。
・カメラ、ライティング、編集。???円。


きっとスポット料金だけ、ではないでしょうか。
TVCMの善し悪しは置いといて、いまの時代こういったローバジェットで制作する動きが良いのではないかと。
もちろんもっと戦略的に、もっと効果的に。


「たんにクライアントの自己満足でしょ?」
おっしゃるとおりかもしれません。
しかし、TVCMの価値が下がっている中で、「BUZZの起こりやすいCM」という表現はアリだと思います。
「ちょっとHPを調べようかな」という気にさえなります。




ビックリされた方、多いと思います。HPでもTVCMのトーンを守っているのです。
むしろあのトーンを守っている企業をリスペクトします。
こんな文章なんかも載っています。


『海外からアクセスされる場合は外国の回線業者を経由する為その回線業者の料金が加算されます。』 


日本語で書いても外人には伝わらないかと。


とにかく、この会社、わたしは素敵だと思います。


2009年9月17日木曜日

わたしが証明です。

すこし前、名古屋の繁華街である栄(さかえ)に突如あらわれたなぞの宣伝カーがあります。「わたしが証明です」というキャッチコピー(うたい文句)で、栄の街を疾走。

最初見たとき、「整形外科???」と思ったのですが、全く違うのです。
だって、きれいな男性の顔のビジュアルですから。わたしの意識の中にも「男性の女性化が進んでいる」というインサイトがあったから。

しかし、建設会社なんです。
意味がわかりにくすぎて、すぐにインターネットで検索しました。どうやら、女性の感性に合った家をつくってくれるそうです。
BUZZ戦略。
一瞬そう思いましたが、あまりにもbuzzの仕掛け方が雑ではないでしょうか。きっとHPへのアクセス数が増えたと思いますし、さとう建設の認知も上がったと思われます。でも、それだけ、のような気がします。
しかし、クリエイティブブリーフのなかで「さとう建設の認知を、TVCMの予算より低く、なおかつ最大の認知を図る」という目的ならば、きっと成功かもしれません。でも、これで販促につながるのか?という疑問さえのこります。なぞがなぞを呼ぶこの広告。
とっても勉強になりました。


美人時計が、かわいくない。

美人時計とは、一分間毎に素人らしき美人らしき女性が、つぎつぎと入れ替わり時刻を教えてくれるサイトです。「なんだそれ?」そう思われる人、これを見ればわかります。
ほんとうにかわいい女性、いらっしゃいますよね。ファッションもステキですし、化粧もかわいい。そのほとんどが、身近に感じられ、憧れてしまうような女性たちです。





でも、たまに、たまにですよ。ほんと、かわいくない女性がいます。
一分間毎に変わるから、そりゃもう、「ハズレ」をひいたような感覚。
「なんであんたが美人なの!?」
と言いたい女性がいます。探して下さい。
ガジェットなんかもございますので、ぜひ見。

2009年9月16日水曜日

ぶっとい幹をつくれ。

いま「広告を組み立てる人」を育てようと、広告会社(おもに代理店)は必死になっていると聞きました。たしかに、多くのメディアが出てきて、どう組合わせ、どう消費者をその気にさせて、モノを買わせるか。そのパズルが解ける人材が必要ではないでしょうか。
いまわたしはフリーコピーライターという名刺を持って、言葉でごはんを食べています。広告を組み立てることも、もちろん提案します。そのとき、するどいコンセプトを中心に(強みに)チームを引っ張ってゆきますが、もし、その強みがなかったら、なにで組み立てをするのでしょうか。
つまり、自分の強みを磨いたほうがいいと思うのです。
そうすれば、おのずとパズルなんてとけてゆくと思います。
九州のオグルビーにいらっしゃる国武さんは、こうおっしゃっています。
「頂点は、どこかの頂点とつながっています。」
なんでもできるひとは、なんにもできないのです。
わたしは、つよく、そう信じています。

人が幸せになるための法則

という番組。
はじめてみたのですが、なんとなく自身のためになりましたのでご紹介します。以前に流行った『夢をかなえるゾウ』という本をアニメ化したものです。キャストは草薙、鶴瓶、大平透(笑うセールスマンの人)。調べてみると、ほんとささいなことで人生がすてきになるかもと思わせてくれます。
その1  運が悪いと思っても運がいいと思え
その2    寄付をする
その3    人を笑わせる
その4    人のいいところを見つけてほめる
その5    サプライズで人を喜ばせる
その6    1日何かをやめてみる
その7    人の長所を盗む
その8    やらずに後悔している事を今日から始める
その9    ほほ笑みながら握手をしろ
こういった本はよく見かけますが、なかなか行動に移せない。信憑性がないのか、はたまた効果が出にくいのか、もっと言うとウソ!?だから・・・
「ほんとにしあわせになれるの!?」
なんていうツッコミだらけです。だけど、こういった「精神論」的なものってやっぱり大切だと思います。でも、と思うのです。ただマネをするのではなく、自分自身の法則?を見つけることが大切だと思います。
「自分を、自分だと思わない」
これがわたしの法則?です。あまり傲慢になると良いこと、ありませんもんね。

掘ることは、発見だ。





「プロフェッショナル/仕事の流儀」。
この番組、好きです。
なぜかというと、随所に出てくるプロの一言にいつも感心させられ、いつも反省させられるからです。今回たまたま見たのが「バガボンド」で知られる井上雄彦さん。最後の「プロフェッショナルとは」という質問の回答ではなく、話の中に素晴らしい言葉がありました。
「自分の奥へと掘り下げていくと、そこに普遍的につながる根っこのようなものがあるんじゃないですか」
コピーも同じではないかと思いました。
その商品について考え、その商品を使う自分を自問自答する。そうすると、自分にしかない言葉が出てくると思うのです。仲畑さんもおっしゃっていました。500本ぐらいのコピーを書かせつと、最初は見たことのあるコピーのマネが出てくる。もっともっと書かせて最後の100本からは、とってもチャーミングなコピーが垣間みれるそうです。それは、自分そのままの正直なコピーだからでしょうか。
「中途半端に、かっこをつけたり、自分を守っていたりすると、根っこには至れない。ありのままに自分を見つめて、その底にある根っこにぶつかれば、そこでは人間である以上誰でも同じだから、自分の感性を追っていても、みんなが感動する普遍に到達できるのではないでしょうか」
正直で、ナイーブなコピー。
日ごろから、ものごとを深く考えよう、そう反省させられた番組でした。

2009年9月15日火曜日

事実は、ときに、うそに見える。

「アタックNEO」という洗剤。みなさんもCMを見たことがあると思いますが、使ったひと、多いと思います。わたしは、正直、買おうとして戸惑いました。
とっても興味があるのですが、なぜか「本当かな?」という疑問が浮かんできたのです。そもそもわたしは洗濯好き。洗剤もこだわります。でもこの新商品だけは「本当にすすぎ一回でいいの!?」「本当に汚れが落ちるの!?」という疑問だらけだったのです。
つまりまだ、わたしという人間には壁があるんですね。
なにが買わせない要因なんだろう。なにが買わせない理由をつくってるんだろう。
それはきっと、「どうせ洗剤なんて、ちょっとしか機能なんか変わらないじゃないか!」という観念でしょうか。としたら、いまのメーカーは、ほんとに生活を豊かにしてくれる商品を提供しないと。でもipodやiphoneは変えることができました。
わたしにとって「いいコピー=いい商品」
がんばらなくては。

11文字以内で語れ!

キャッチコピーは11文字以内で。これはオグルビーが言っていた言葉だと思います。いま、さまざまなメディアがあるなかで「広告なんて見ない」というユーザーの深層心理があると思います。そのなかで”短いキャッチコピー”がものを言ってくる気がします。看板を見ても、WEBのコピーを見ても、じっくりコピーを読むことなんてありませんもんね。でも、「わ!」っと驚きのあるキャッチコピーはあるのです。
むかしビレッジバンガードのPOPに、こんなコピーを見たことがあります。
「おれは買わん!」
善し悪しは置いておいて、ひとりの人間の実感を表現するコピーは小さいけれど、つよくひびき、こころのおくにひっかかってゆくのです。
短いコピー、むずかしいんですよね・・・

2009年9月10日木曜日

9.11は、もうお祭りになっている。

当時、わたしは大学生でした。
あの光景を見た瞬間「ウソ!?」とつぶやいてしまいました。同時に、なぜか涙もでました。見て涙を流し、互いに慰め合い、平和とは何かを問うアメリカ国民。
もし日本で。もし名古屋で。もし名古屋城で。
そんなことを考えていたら、不謹慎ですが笑えてきました。
なぜテロ集団が金シャチを!?・・・すみません。
DDBブラジルが制作したTVCMです。タイトルは「TUNAMI」。
内容はわかりませんが、こわい映像です(なぜかWWFがスポンサー)。
コチラはグラフィックです。

いくらなんでも、もっとチャーミングに表現したらいいのに・・・というのがわたしの見解です。飛行機が「蚊」、ワールドトレードセンターが「2本足」だったら、なんか面白く・・・ないですね。

2009年9月7日月曜日

ドアラは名古屋市民でした。

投票を促すドアラ。きっと名古屋市民なんですよね。
ポスターやうちわ、ウェットティッシュなどに露出されています。
「あなたの意志を、日本のあしたへ示してください。」
なぜ、まじめぶっているのでしょうか。
ほんとはきっと・・・
「行け」とか「夏休みの最終日!」とか、わけのわからないコメントがいいのに。
しかも、特設サイトまでつくったのなら、選挙に行くところまでプロモーションしたら良かったのに。
つぎもドアラになってしまったらどうしよう。

2009年9月4日金曜日

パートナーという考え方。

クライアント、という呼び方。わたしは否定的です。だからいつも「パートナー」という考え方でお仕事をしています。もちろん、パートナーには解決してほしい問題があるのは前提ですが、クランケ(患者)は自分だったりするときもあるのです。お互いに「ああでもない、こうでもない」と良いながら。でもリスペクトするところは認め合いながら。そんな近い関係こそが、いいものを生むプロセスだと信じています。現に、昨今の広告では媒体のみでは稼ぎにくい状況にあります。でも、多くの媒体が介在している広告業界でもあります。そんななかで、そのパートナーという考え方が、真に問題を解決できる方法だとも思っています。

初回からまじめまじめですみません!
次回からはなにか役に立つことや腹を抱えて笑えるような記事にしたいと思います。

2009年9月3日木曜日

はじめまして。

名古屋でコピーライターという仕事をしています。
これから、わたしが感じる日々の情報をお届けできたらいいなと思っています。