2009年9月25日金曜日

キリンビールは、坂本龍馬がつくった!?





最近、ビールを飲むようになりました。お酒がとってもよわい私ですが、なぜか最近おいしく思えるのです。飲むのはもっぱら発泡酒!あんがいおいしいですよね。


夏の時期には多くのビールメーカーが広告を出します。アサヒ、キリン、サントリー、サッポロ・・・。そのビール広告の歴史を調べてみると案外おもしろいです。そのなかもで、キリンの広告戦略がいいなあといつも思います。







地元のひとに感謝をする広告。
ビールって、そのノドごし、その切れ味など、機能的な訴求をすることが多いのですが、キリンは地域のひとに感謝をしている。しかも、その地域地域で違う広告を出しています。制作者としては「ベタじゃ〜ん!」と思うのですが、わたしはすてきな広告だと思います。







こちらは高知県のキリンビールの広告みたいです。
「たっすいがはいかん!」
わけが分からなかったので調べてみると・・・


たっすい」とは土佐弁で「薄い・つまらない・頼りない」なんて意味があります。なんでも高知県は、成人一人当たりのキリンビール消費量が日本一だそうです。キリンビールと高知には意外な接点があったのです。時は幕末、明治維新を起こそうと坂本竜馬や西郷隆盛がやんちゃをしていた時代。坂本竜馬は幕府を討つために必要な武器を貿易商人、トーマス・グラバーから調達します。グラバーは長崎のグラバー邸で有名なあのグラバー。明治維新後、グラバーは竜馬の同志である岩崎弥太郎と取引を開始。岩崎弥太郎は土佐商会の創始者であり、三菱の創始者で有名なあの人。グラバーはドイツからビールのノウハウを輸入し、三菱傘下でビール事業を始めます。これがキリンビールの前身。すなわち、竜馬がいなければキリンビールは生まれていなかったということ。



私はこのお話、面白いと思いました。
坂本龍馬を思い浮かべてビールを飲むのも、また風情?があります。







あ、あとこんなトリビアもあります。
キリンのロゴマークには「キリン」という文字が隠れているそうです。
探していたら、細かすぎて酔いそうです。





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