2009年9月16日水曜日

掘ることは、発見だ。





「プロフェッショナル/仕事の流儀」。
この番組、好きです。
なぜかというと、随所に出てくるプロの一言にいつも感心させられ、いつも反省させられるからです。今回たまたま見たのが「バガボンド」で知られる井上雄彦さん。最後の「プロフェッショナルとは」という質問の回答ではなく、話の中に素晴らしい言葉がありました。
「自分の奥へと掘り下げていくと、そこに普遍的につながる根っこのようなものがあるんじゃないですか」
コピーも同じではないかと思いました。
その商品について考え、その商品を使う自分を自問自答する。そうすると、自分にしかない言葉が出てくると思うのです。仲畑さんもおっしゃっていました。500本ぐらいのコピーを書かせつと、最初は見たことのあるコピーのマネが出てくる。もっともっと書かせて最後の100本からは、とってもチャーミングなコピーが垣間みれるそうです。それは、自分そのままの正直なコピーだからでしょうか。
「中途半端に、かっこをつけたり、自分を守っていたりすると、根っこには至れない。ありのままに自分を見つめて、その底にある根っこにぶつかれば、そこでは人間である以上誰でも同じだから、自分の感性を追っていても、みんなが感動する普遍に到達できるのではないでしょうか」
正直で、ナイーブなコピー。
日ごろから、ものごとを深く考えよう、そう反省させられた番組でした。

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