2009年9月30日水曜日

ビレッジバンガードのPOPコピー特集③


『発見(盲点)系コピー』


人間は常識の塊です。その常識があるからこそ、日常生活を円滑に過ごしてゆけるのだと思います。ただ、コピーを書く上ではその“ウソ”を注意深く暴いていかなければなりません。たとえば、「日本人は働き者だ」という常識。たしかに、外国人から日本人は勤勉だとも聞いたことがありますし、そんな気さえします。でも本当なのかなあ?昼間のカフェなんかを除いてみればスーツを着たひとがお茶のんでるし、寝てたりもします。そう考えると、ほんとは日本人ってあまり働かないんじゃないの?なんて思えてきます。
そこで、きちんとコピーライターが観察し、ウソを暴き、その事実を見つける。それがコピーになったりします。ビレバンのPOPにもそれがありますのでご紹介したいと思います。




『何かipodの再生回数が多い曲ばっかしや。』
ちょっと違うかもしれませんが、ipodって同じ曲ばかり聞く、というのはその通りだと思いました。



「笑いの空気が読めない人へ」
“笑いの空気”という言葉の発見。



『少しのアホとリアルな女子中学生日記』
“女子中学生日記”という言葉の発見。



『23区内なら電車に勝てる!』
たしかに。事実ではないですが、そんな気がします。




『腹に入れば全部同じ!半額!』
たしかに。

発見、という意味ではまだまだ秀逸ではないと思いますが、すばらしいPOPたちだと思いました。






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